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子供・幼児英語学習コラム パート2<英語教育のポイント>

8歳までは母国語(日本語)の学習を第一に・・・

幼児英語教育で大切なことは、9歳になるまでに英語の音や発音に慣れさせておくことであるとお話しましたが、英語教育ばかりに熱が入ってしまうとそれはそれで問題が発生します。自分の母国語を習得する前に母国語と同じ割合かそれ以上の割合で英語などの第二外国語の学習を同時進行してしまうと、自分の基盤となる言語が確立せず、言語的脳の発育の妨げになります。また教育言語学の分野でも、幼児期に母国語が確立する前に別の言語の学習を開始してしまうと、子供の人格形成において、2つの人格を作り上げてしまう恐れがあるという研究結果もありますので、第二言語の学習には十分な注意が必要です。

 

具体的には、英語に接する時間(英語学習の時間)が2割までであれば、第一言語(日本語)の習得の妨げになることはないと言われています。毎日1時間~2時間程度だけ英語の映画を見たり、英会話教室に通ったり、英語の歌を聴いたり、英語の本を読んだりすることはまったく問題ないというわけです。

 

前述のとおり、まず母国語となる日本語を習得することが言語の習得で最も大切なことです。ですので、生まれてから8~9歳になるまでの間は、基本の言語は1つだけで生活しなければなりません。帰国子女の子供がコミュニケーション障害を起こしたりするという話をよく耳にしますが、帰国子女は一見、英語も日本語も流暢に話しているので、カッコ良いと思われがちなのです。ところが、実のところ、英語と日本語のどちらの言語でも完璧に話すことができない、というケースがよくあります。

 

読み書きはもちろんのこと、会話に関しても少し専門的な話や深い話になると、途端に話ができなくなってしまうのです。こういった現象は、幼少から思春期の時期にかけて第一言語である日本語の習得が不完全であったことが原因であると考えられます。 また、幼少期に英語と日本語の二言語を同時に習得させようとした場合、最初は自分の子供が英語で「Apple」「Good morning!」などときれいな発音で言っているのを聞いて、将来はバイリンガル!?と過剰な期待をよせてしまいがちですが、その代償として、子供の日本語の上達の度合いが一般の子供たちよりも大変遅いために、他の子供たちが友達同士で会話を楽しんでいるのに、自分の子供だけが友達とコミュニケーションがとれないという事態にもなりかねないのです。

 

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